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SEO対策だけを行っても売上にはつながらない!?SEOで売上アップにつなげる方法

 

多くの企業がSEO対策に取り組んでいますが、検索エンジンでの順位が上がったとしても、そのまま売上に直結するわけではありません。SEOは確かに重要なマーケティング手法の一つですが、それだけで売上を増加させるのは難しいです。本記事では、SEO対策に取り組んでいるのに売上が上がらない理由と、SEOを売上アップに結びつけるための具体的な方法について解説します。


1. SEO対策の目的を再確認する


SEO対策を行っている従業員

SEO対策の主な目的は、検索エンジンでのランキングを上げ、ターゲットとなるユーザーをサイトに呼び込むことです。しかし、SEO対策が成功しても、以下のような状況では売上に結びつかないことがあります。


1-1. ターゲット層が適切でない

サイトに訪れるユーザーがあなたの商品やサービスに興味を持っていない場合、売上には繋がりません。SEOで集客するターゲット層がビジネスに合致しているかどうかを見直す必要があります。


1-2. コンバージョン率が低い

SEOにおける”コンバージョン”とは、ウェブサイトの訪問者が特定の目的を達成する行動を指します。


この目的には、商品購入問い合わせフォームの送信ニュースレターの登録資料のダウンロードなどが含まれます。コンバージョン率は、ウェブサイトに訪れたユーザーのうち、実際にコンバージョンに至った割合を示し、SEOの成功を測る重要な指標の一つです。


SEOで集客が上がり、サイトへの訪問者が増えたとしても、サイトに訪れたユーザーが商品を購入したり、問い合わせを行ったりしない場合、どれだけ多くのトラフィックがあっても売上にはつながりません。コンバージョン率を上げるための施策が不可欠なのです。


1-3. 顧客体験が不十分

サイトの使い勝手や購入プロセスが複雑だと、ユーザーが離脱してしまいます。ユーザーが快適にサイトを利用できるよう、UX(ユーザーエクスペリエンス)を最適化することが求められます。


2. SEOの限界を理解する

SEOは重要な集客ツールですが、それだけで売上を保証するものではありません。SEOの限界を理解し、他のマーケティング手法と組み合わせることが必要です。


2-1. SEOは集客の手段に過ぎない

SEOは、サイトへのトラフィックを増加させるための手段です。しかし、トラフィックが売上に変わるためには、ユーザーが商品やサービスを購入したいと感じる理由が必要です。これには、商品の魅力、価格設定、ブランドの信頼性、競合との差別化など、多くの要素が影響します。


2-2. SEO以外の施策も同時に行う必要がある

SEO対策だけではなく、SNSマーケティング、メールマーケティング、広告、PRなど、他のデジタルマーケティング手法と組み合わせることが重要です。これにより、顧客との接触ポイントを増やし、エンゲージメントを高めることができます。

(エンゲージメントとは、ユーザーがブランドやコンテンツと積極的に関わる度合いを指します。)


3. SEOと売上を結びつけるための具体的な方法


スマホから注文をする顧客

SEOで売上を増やすためには、以下のような具体的な施策が効果的です。


3-1. ユーザーの購買プロセスに合わせたコンテンツ作成

ユーザーが購入を検討する際、彼らは複数のステップを踏むことが一般的です。この購買プロセスに対応したコンテンツを提供することで、ユーザーの購入意欲を高めることができます。


認知段階: この段階では、ユーザーは問題やニーズを認識し始めたばかりです。ブログ記事やソーシャルメディアの投稿を通じて、ユーザーに有益な情報を提供し、ブランド認知を高めます。


検討段階: ユーザーが解決策を模索し始める段階です。比較記事や製品レビュー、ホワイトペーパーなど、詳細な情報を提供することで、ユーザーがあなたの商品やサービスを選ぶ理由を強化します。


決定段階: 最終的に購入を決定する段階です。この時点で、価格情報、割引、顧客レビュー、FAQなど、購買を促進するためのコンテンツを用意しましょう。


3-2. コンバージョン率を高めるためのサイト最適化

トラフィックが増えたとしても、サイト自体がコンバージョンしやすい構造になっていなければ売上にはつながりません。以下の点に注目してサイトを最適化しましょう。


ランディングページの改善: 特定のキーワードから訪問者を誘導するランディングページは、商品の魅力を最大限に伝えるためのものです。ページのデザインやコピーライティングに力を入れ、直感的に商品の価値が伝わるように工夫しましょう。


購入フローの簡素化: 商品を購入する際のステップが複雑であると、ユーザーは途中で離脱する可能性があります。購入プロセスを簡素化し、ユーザーがストレスなく購入を完了できるようにすることが重要です。


モバイル対応: 現代では、モバイルデバイスからのアクセスが増加しています。サイトがモバイルフレンドリーであることは、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、コンバージョン率を高めるために不可欠です。


3-3. データを活用したパーソナライズドマーケティング

データを活用して、個々のユーザーに合わせたマーケティングを展開することが売上アップに繋がります。


ユーザー行動の分析: ユーザーがどのページを訪問し、どのような行動を取ったかを分析することで、彼らのニーズや興味を把握できます。このデータを基に、ユーザーに最適なコンテンツやオファーを提供しましょう。


リターゲティング広告: 一度サイトを訪れたユーザーに対して、再度アプローチするリターゲティング広告は非常に効果的です。特に、購入を迷っているユーザーに対して、限定オファーや割引を提示することで、購入を促進できます。


メールマーケティングの活用: メールマーケティングは、ユーザーとの関係を維持し、リピーターを増やすための強力なツールです。個別にパーソナライズされたコンテンツやオファーを配信し、ユーザーのエンゲージメントを高めましょう。


4. 継続的な改善と分析の重要性


SEO対策の結果を分析する

SEOと売上の関係を強化するためには、継続的な改善とデータ分析が不可欠です。


4-1. 定期的なパフォーマンスのレビュー

SEO対策の成果を定期的にレビューし、何がうまくいっているか、何が改善の余地があるかを評価することが重要です。例えば、キーワードの選定が適切か、コンバージョン率が上がっているかなどを確認し、必要に応じて戦略を修正します。


4-2. A/Bテストの活用

A/Bテストを活用して、異なるコンテンツやデザイン、CTA(Call to Action)などを比較検証することで、最も効果的な方法を見つけることができます。小さな変更でも、コンバージョン率に大きな影響を与えることがあります。


4-3. 顧客からのフィードバックを取り入れる

顧客からのフィードバックは、サイト改善のための貴重な情報源です。購入後のアンケートやレビューを通じて、顧客が感じた不便や改善点を収集し、それを基にサイトを改良していくことが、売上アップに繋がります。


まとめ

SEO対策はビジネスにとって重要な要素ですが、それだけでは売上には直結しません。SEOを効果的に活用し、売上に繋げるためには、ターゲットユーザーに合わせたコンテンツの作成、サイトの最適化、パーソナライズドマーケティング、そして継続的な改善が必要です。これらの施策をバランスよく組み合わせることで、SEOの効果を最大限に引き出すことができるでしょう。


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リットコンサルティング合同会社代表写真

中小企業診断士
​田村雅紀

地方移住をきっかけに、ブランドCEOから中小企業診断士にキャリアチェンジ。

​広島の中小企業の経営者の悩みを一緒に解決していけるよう、伴走支援を行っています。

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